2016/03 沿岸海洋シンポジウム 震災復興に対する沿岸海洋学の貢献

主催:日本海洋学会沿岸海洋研究会 後援:環境省
コンビーナ:宮澤泰正(海洋研究開発機構)、田中潔(東京大学)、福田秀樹 (東京大学)、木田新一郎(海洋研究開発機構)
日時:2016年3月14日 9:30-17:30
場所:東京大学本郷キャンパス 山上会館2階大会議室(第三会場)  入場資格は不問、聴講料は不要です。

■趣旨

   東日本太平洋側の沿岸域に未曾有の被害をもたらした東日本大震災(2011年)から5年が経過した。この間、海洋学会では関係諸学会の専門家と緊密に連携 しながら、震災復興に資するための様々な活動を実施してきた。本シンポジウムでは、そうした中で沿岸海洋学の専門家が進めてきた研究について、最新の結果 を報告するとともに、これまでの成果を統括する。果たして、沿岸海洋学は震災復興に対して、何ができただろうか? また、何ができなかったのだろうか?  さらに、まだ全く終わっていない震災復興に対してこれから先、何をどうやるべきであろうか?海洋学の専門家のみならず、関係諸学会所属の専門家、及び普段 は海洋学に携わることのない方々にも広く参加していただくことで議論が一層深まること期待する

■プログラム

会長挨拶(9:40-9:50): 門谷 茂(北大)
趣旨説明(9:50-10:00): 宮澤 泰正(JAMSTEC)

-東北マリンサイエンス拠点形成事業から-
座長:福田 秀樹(東大)
1.    三陸沿岸の流況
(10:00-10:30) 田中 潔(東大)
2.    三陸沿岸の栄養塩
(10:30-11:00) 福田 秀樹(東大)
3.    三陸沿岸の藻場
(11:00-11:30) 小松 輝久(東大)
4.    三陸沖の瓦礫と生態系
(11:30-12:00) 土田 真二(JAMSTEC)

休憩

-福島事故関連の研究から-
座長:木田 新一郎(JAMSTEC)
5.福島第一原子力発電所事故直後 2011 年 4-7 月における東北沿岸から東経 145 度までの放射性セシウムの動態
(13:30-14:00) 熊本 雄一郎(JAMSTEC)
6.放射性物質と生態系
(14:00-14:30) 石丸 隆(海洋大)
7.原発事故時の循環&拡散予測の現状
(14:30-15:00) 升本 順夫(東大)

休憩

8.マルチクラス懸濁質輸送モデルによる福島沿岸域堆積物シミュレーション
(15:15-15:45) 内山 雄介(神戸大)
9.魚類の汚染機構
(15:45-16:15) 重信 裕弥(水研センター)

まとめの討論 (16:15-16:45) 座長:宮澤 泰正(JAMSTEC)・田中 潔(東大)