2018/03 沿岸海洋シンポジウム 植物プランクトン生理学と海洋環境-P.J.Harrison博士を追悼して

主催:日本海洋学会沿岸海洋研究会

コンビーナー:工藤 勲(北大院環境)・多田 邦尚(香川大農)

日時:2018年3月26日(9:30 ~15:10)

場所:東京海洋大学品川キャンパス8号館203号室

趣旨:植物プランクトンは食物連鎖の出発点であり、海洋における物質循環の起点となっている。この植物プランクトンの増殖生理とそれに影響を及ぼす環境因子との関係について研究することは、海洋生態系および海洋環境を理解することに繋がる。昨年亡くなったUniversity of British Colombia 名誉教授Paul J. Harrison 博士は、多くの日本海洋学会員と親交を持ち、我が国における、生物海洋学の発展に多大なる貢献をされた。本シンポジウムでは、植物プランクトンの生理学と海洋環境学に携わり、生前に Harrison 博士と親交のあった研究者を中心に、同博士の追悼の意味も込めて、これ までの研究を概観し、今後この分野でどのような研究が重要になるのか、また、沿岸生物海洋学の将来についても議論する場としたい。

会長挨拶(9:30 ~ 9:40)門谷 茂 (北大院環境)

趣旨説明(9:40 ~ 9:50)工藤 勲 (北大院環境)

座長:多田 邦尚(香川大農)

9:50 ~ 10:20 大阪湾における植物プランクトンの長期変動と有毒渦鞭毛藻 Alexandrium tamarense の大増殖山本 圭吾(大阪環農水研水技セ)

10:20 ~ 10:50 播磨灘における海洋環境と植物プランクトンの長期変動解析西川 哲也(兵庫水技セ)

10:50 ~ 11:20 播磨灘南部における植物プランクトン群集構造の長期変動と増殖特性の関係(Skeletonema 属を例に)帰山 秀樹(FRA中央水研)11:20 ~ 11:50 珪藻Skeletonema属の分類と生態研究の現状山田 真知子(前福岡女子大国際文理)

休 憩(11:50 ~13:00)

座長:山口 一岩(香川大農)

13:10 ~ 13:40 沿岸環境と植物プランクトン増殖~現場観測と室内実験~多田 邦尚(香川大農)

13:40 ~ 14:10 植物プランクトンの窒素代謝と鉄の関係工藤 勲(北大院環境)

14:10 ~ 14:40 植物プランクトンの大量培養とその有効利用佐々木 洋(石巻専修大理工)

14:40 ~ 15:10 総合討論