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日本海洋学会・海岸海洋研究部会とは

沿岸海洋研究会では,下記のシンポジウムを開催しました。
多数の方々のご参加ありがとうございました。

「沿岸域は地球温暖化にどう立ち向かうか」

主催:日本海洋学会沿岸海洋研究会
コンビーナ:藤井 賢彦(北大院地球環境)・桑江 朝比呂(港空研)
日時:2021年9月18日 10:00−16:00
場所:オンライン 参加資格は不問、聴講料は不要です。

■趣旨

   地球温暖化は主に海水温上昇という形で既に海洋に影響を及ぼしており、将来的には地球温暖化と同様、人為起源CO2の過剰排出が原因となって起こる海洋酸性化や地球温暖化に伴う海洋表層の成層化によって加速される貧酸素化の影響も相俟って複合的に海洋生物に深刻な影響を及ぼすと懸念される。とりわけ、多種多様な生態系サービスを供給している沿岸域では、海洋生物はもとより、人間社会にも直接的に影響を及ぼすことが懸念される。そのため、急務な対策が必要であるだけでなく、気候変動に関する政府間パネル (IPCC)「1.5℃特別報告書」に示すように、ティッピングポイントを回避するためには極めて迅速な対策が求められる。  地球温暖化対策として主に緩和策と適応策があるが、これら対策の時空間規模も性質も異なる対策を組み合わせて実施していくことが重要である。また、海洋生態系に対する影響は様々な環境負荷が重なり合って生じているので、海洋生物にとっての局所的な人為影響を軽減していくことは、全球的な地球温暖化影響を緩和していくことにもつながる。 本シンポジウムでは、環境省環境研究総合推進費戦略研究プロジェクトS-14「気候変動の緩和策と適応策の統合的戦略研究」及びS-15「社会・生態システムの統合化による自然資本・生態系サービスの予測評価」の研究成果を含む、沿岸域における地球温暖化影響の評価・予測・対策に関する内容を、様々な関連分野の専門家・実務者にご紹介頂いた上で、分野横断的な相互議論を介して、今後の実施可能な対応策に関して様々なステークホルダーレベルでの意識の向上を促進することが狙いである。

■プログラム

会長挨拶(10:00-10:05): 多田邦尚(香川大) 
趣旨説明  (10:05-10:10): 藤井賢彦(北大院地球環境)
10:10 - 10:40 全球における浅海生態系の面積変化とCO2吸収速度変化の将来予測 
 茂木博匡(港空研)  

10:40 - 11:10 将来の海岸侵食の定量評価とブルーカーボン生態系による波浪減衰 
 伴野雅之(港空研)

11:10 - 11:40 気候変動と陸域・海域の経済活動の変化が沿岸生態系に与える影響の統合的評価
 仲岡雅裕(北大北方生物圏フィールド科学センター厚岸臨海実験所)

11:40 - 12:10 北日本の沿岸域におけるコンブの分布変動予測と緩和・適応策 
 須藤健二(北大北方生物圏フィールド科学センター厚岸臨海実験所)

(12:10-13:00  昼食・休憩)

13:00 - 13:30 日本における沿岸生態系サービスの分布と海の将来シナリオ
 山北剛久(JAMSTEC)

13:30 - 14:00 我が国沿岸域における海洋酸性化モニタリングの事例
 田中丈裕(里海づくり研究会議)

14:00 - 14:30 沿岸域における海洋酸性化と貧酸素化の複合影響評価
 小埜恒夫(水産研究・教育機構)

(14:30-14:45  休憩)

14:45 - 15:15 今後の我が国の沿岸分野における気候変動対応で取り組むべき課題に関する 意向調査結果
 桑江朝比呂(港空研)

15:15 - 16:00 総合討論


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